進入固定競走


進入固定競走とは



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進入固定競走 (しんにゅうこていきょうそう)とは、競艇で1号艇から6号艇までが順番に1コースから6コースまで入ってスタートする競走(レース)のこと。 概要 通常の競走が「待機行動中」にコース取りを行うのに対し、 進入固定競走 は出走表に記された艇番がそのまま自コースとなる。通常競走か 進入固定競走 かどうかは、出走表などにあらかじめ明記されている。 1996年(平成8年)から全競艇場で特定の開催節を「節間オール 進入固定競走 」にする試みが行なわれた。 進入固定競走 は「一般競走の待機行動中のコース取りが良くわからない」といった声に対する解決策として考えられた。あらかじめ出場選手のコースを規定しておく事により、わかりづらさを解消して舟券を当てやすくし新規客をリピーターにするのが狙いだった。 しかし、コアなファンからは 「コース予想も楽しみの一つであり、予想の面白みが失われる」 「当てやすいので配当的にうまみがない」 といった否定的な声があり、あまり芳しい評価は得られなかった。 また、レース面でも コースにこだわる「職人肌」的な選手にとっては得意コースが取れないのでレースがやりづらくなり、レースの緊張感が損なわれた。 レースの特性上、スタートダッシュの距離を十分に取れる為、スタートのバラつきが少なくなった。それにより、スタートを踏み込む「速攻」の意味も薄くなった。 といった問題が挙がっていた。 以上の要因が重なり 進入固定競走 は「当てやすいのはいいが、没個性で退屈なレース」との評価が定着し、コアなファンには受け入られなかった。この事は各競艇場も感じ取った様で、次第に 進入固定競走 は行なわれなくなっていった。 現在では浜名湖競艇場の第1レース、蒲郡競艇場の第7レース、大村競艇場の第9レースのどれか1つのレースにおいて 進入固定競走 が組まれるのみとなった。 なお、江戸川競艇場におけるレースのほとんどは枠なり進入で行われるが、進入固定ではない。

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